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マウスピース矯正の流れについて

最近は、インビザラインのようなマウスピース矯正に関心を持たれている方が多いようですね。従来の矯正法にはないメリットがたくさんあり、大人になってからでも歯列矯正を受けやすくなったのは、マウスピース矯正の普及が強く関係しているのでしょう。今回はそんなマウスピース矯正の治療の流れについて詳しく解説します。

マウスピース矯正は「カウンセリング」が重要

マウスピース矯正はすべての人に開かれた歯科治療であり、関心があれば誰でもカウンセリングを受けられます。同時に、マウスピース矯正におけるカウンセリングは、患者様にとって非常に重要なものとなる点にもご注意ください。

というのも、カウンセリングでは矯正治療の専門家にたくさんの疑問や質問を投げかけることができる場であるため、マウスピース矯正に関する不安などを解消できるチャンスともいえるからです。矯正にかかる費用や期間、失敗するリスクなど、聞きたいことはすべて質問しておくことをおすすめします。

お口の状態を正確に把握するための「精密検査」

カウンセリングを受けてマウスピース矯正への関心が高まった方には、精密検査を受けていただきます。具体的には、お口の中の診査や口腔内スキャンなどを実施して、歯や顎の状態の精密なデータを取得します。それらの結果を踏まえた上で診断を下し、治療計画の立案へと移行します。

「デジタルシミュレーション」で歯の移動を予測

マウスピース矯正のインビザラインでは、クリンチェックという専用のシステムを使って歯の移動のシミュレーションを行うことができます。これは従来のワイヤー矯正にはない治療プロセスであり、患者様にとっても非常にメリットが大きいといえます。なぜなら、治療を始める前の段階でどのような歯並びになるのかを知れるだけでなく、その過程も3Dアニメーションで確認できてしまうのです。

デジタル技術による「マウスピースの作成」

従来の矯正法では、ブラケットを付ける位置やワイヤーの屈曲度などを歯科医師がその場で一つひとつ行ってきました。とても長い時間がかかると同時に、歯科医師の能力によって仕上がりにも大きな差が生じます。

一方、マウスピース矯正のインビザラインでは、区リンチェックでシミュレーションしたデータを元に、矯正医が最終的な調整などを加えた上で、マウスピースはすべてオートマティックに作成されます。標準的な全顎矯正に必要な50枚程度のマウスピースが、治療の開始前に完成するのです。

2週間に1回ごとの「マウスピースの交換」

インビザラインのマウスピースは、約1週間に1回の頻度で患者様ご自身に交換していただきます。1日の装着時間は20~22時間。通院頻度は1ヵ月に1回程度。それを1~3年くらい継続することで、矯正の最終的なゴール地点にたどり着けるのです。

歯の後戻りを防止する「保定処置」

すべてのマウスピースを使い切って適切な治療結果が得られたら、歯の後戻りを防止する保定期間へと移行します。インビザラインであれば、動的治療に用いたマウスピースと似た装置で保定を行うことも可能です。保定にかかる期間も1~3年程度です。

まとめ

今回は、マウスピース矯正の治療の流れについて解説しました。かなり大まかな説明となっていますので、さらに詳しく知りたいという方はいつでも当院までご相談ください。

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