歯磨きをする適切な頻度はどのくらい?
歯磨きというのは、口腔ケアの基本となるものですが、具体的な回数や時間、方法などを学校で習うことはありませんよね。そのため自己流で歯磨きしている人が大半を占めるのが現状であり、あまり良い状況ではいえないのが現実です。そこで今回はつかもと歯科が歯磨きをする適切な頻度や回数について、わかりやすく解説します。
食事をする度に歯磨きするのが基本です
歯磨きの回数・頻度は、あらかじめ決めておくものではありません。なぜなら、その人の食事の回数によって適切な頻度も変わってくるからです。例えば、朝昼晩の3回食事をしている人は、最低でも3回は歯磨きするようにしてください。そこに間食が加わる場合は、その回数だけ歯磨きも増えます。
起床直後と就寝直前の歯磨きは効果が高い
お口の中の汚れを洗い流したり、口内細菌の活動を抑えたりする機能を備えた「唾液」は、睡眠中にあまり分泌されません。朝目覚めた時にお口の中が乾いているのはそのためです。そこで重要となるのが起床直後と就寝直前の歯磨きです。唾液腺の活動が低下する睡眠の前後でしっかり歯磨きしておけば、口内細菌の繁殖を最小限に抑えられます。ですから理想をいうと、毎食後と起床直後・就寝直前に歯磨きしたいものです。そうした頻度で歯磨きができていれば、虫歯・歯周病予防の効果もかなり高くなります。/p>
ちょっとしたつまみ食いに要注意
間食とまではいわないまでも、仕事や勉強の合間にビスケットをひと切れや友達からもらったチョコレートをひとかけら口にしただけでも、私たちのお口の中は汚れてしまいます。それが砂糖を含むネバネバとした食べ物・飲み物である場合は、虫歯リスクが大きく上昇するためとくに注意が必要となります。ですから、普段からちょっとしたつまみ食いをした際にも、その都度お口をゆすぐくらいはするようにしましょう。もちろん、歯磨きできれば一番良いのですが、場所や時間の制約からなかなか難しいかと思いますので、うがいで口腔内を清潔に保つよう心がけることが大切です。
歯磨きをあまりしなくても虫歯にならない人がいる?
もしかしたら皆さんの周りには、1日1回しか歯磨きをしていなくても、虫歯にならない人がいらっしゃるかもしれませんね。そういう人を目の当たりにすると、1日に4回も5回も歯磨きすることが馬鹿らしくなってしまうかもしれませんが、あくまで例外とお考えください。風邪をひきにくい体質があるように、虫歯になりにくい歯質というものがあり、それは一部の人だけに当てはまる性質です。普通の人が1日1回しか歯磨きをしなかったら、間違いなく虫歯になることでしょう。
虫歯になる条件
虫歯は、歯質、糖質、細菌、時間といった4つの要素が絡み合うことで発症する病気です。上記の人は、歯質が強いか、お口の中の虫歯菌の数が極端に少ないかのどちらか、もしくは両方でしょう。普通の人は、正しい食生活を送り、適切な口腔ケアを行って初めて虫歯を予防することが可能となります
まとめ
今回は、歯磨きをする適切な頻度について、つかもと歯科が解説しました。歯磨きは原則として毎食後、それにプラスして起床直後と就寝直前に行うことで、虫歯・歯周病を効率よく予防できますよ。3~4ヵ月に1回のメンテナンスを受けるとなお良いでしょう。