金融機関では、教育ローンや住宅ローンなど、さまざまな用途に合わせた金融商品を取り扱っています。その中には「デンタルローン」という、歯科治療に特化したものもあるのをご存知でしょうか？今回はそんなデンタルローンについて、矯正治療への適応の可否も含めて詳しく解説します。

そもそもデンタルローンとは？

デンタルローンは、歯科治療にかかった費用を実質的に分割払いすることができる立替払いサービスです。歯科医院によって導入しているところ導入していないところに分かれるため、デンタルローンというサービスを始めて知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

窓口は歯科医院

一般的なローンは、金融機関が窓口となるため、申し込む段階でハードルが高くなっています。そもそも銀行などは15時に受付が終了することから、相談をしに行くことすら難しい方も少なくありません。その点、デンタルローンの窓口は歯科医院なので、治療の前や後で手軽に申し込めます。必要となる書類も少なく、わからないことがあればその場で質問もできます。

デンタルローンを利用できる歯科治療

デンタルローンは、矯正治療やインプラント治療、セラミック治療など、比較的高額な費用がかかる歯科治療で利用できます。当院でも矯正治療でデンタルローンを組む方がたくさんいらっしゃいます。やはり数十万円の費用を一括で支払うとなると、家計への負担が気になりますよね。デンタルローンなら月々決まった額を支払うことが可能となるため、実質的に治療の選択肢を広げる役割も担っているといえるでしょう。

デンタルローンを利用するメリット

デンタルローンには、以下に挙げるようなメリットがあり、多くの方が利用されています。

一般的なローンより金利が低い

用途が定まっていない「フリーローン」の金利は、15％前後に設定されているのが一般的です。一方、デンタルローンは、金利が4～8％程度に抑えられている商品がほとんどであり、フリーローンより利用しやすいです。

支払い回数の設定幅が広い

デンタルローンの支払い回数は、一般的なフリーローンよりも幅が広く設定されています。支払い回数の幅を6～84回程度に設定しているデンタルローンが多いです。矯正治療の場合は費用の総額が1,000,000円近くまで達することもあるため、支払い回数の選択の幅が広いことは、患者さまにとっても非常にメリットが大きいといえます。

デンタルローンにデメリットはないの？

歯列矯正など、比較的高額な費用がかかる治療にはデンタルローンがおすすめですが、デメリットがないのかも気になりますよね。結論からいうと、デンタルローンにもデメリットはあります。その他の金融商品よりも金利が低いとはいえ、結果としては本来の治療費よりも少し多めに支払わなければならないからです。

また、一般的なローンと同様、申請時に審査があることも忘れてはいけません。利用者が学生であったり、安定した収入がなかったりする場合は、審査が通らないこともありますので、その点はご注意ください。そうしたデンタルローンに関する疑問や不安がある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。デンタルローンについても丁寧にご説明します。

まとめ

今回は、デンタルローンについて解説しました。矯正治療やインプラント治療などに使えるデンタルローンは、金利が低く、窓口が歯科医院であることから、利用しやすいサービスとなっています。今現在、歯列矯正を検討中で支払いの面に不安がある方は、デンタルローンを利用してみても良いかもしれませんね。