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歯列矯正の抜歯に伴う痛みと腫れ

皆さん、こんにちは。江南市布袋のつかもと歯科です。歯列矯正を検討されている患者さんの中には、”抜歯が必要なのか?”と不安を抱える方もいらっしゃると思います。特に、抜歯に伴う痛みや腫れについて心配される方も少なくありません。本コラムでは、矯正治療における抜歯の必要性や、痛み・腫れに関する具体的な情報を分かりやすくお伝えします。この記事を読んで、矯正治療に対する不安が少しでも軽減されれば幸いです。

便宜抜歯について

矯正治療で抜歯が必要になるのは、歯並びや噛み合わせを改善するためにスペースを確保する必要がある場合です。これを”便宜抜歯”と呼びます。特に、歯が重なり合っているケースや顎が小さいケースでは、歯を移動させるためのスペースが足りないことがあります。そのような場合、便宜抜歯が適用されることが一般的です。

抜歯の対象となる歯の種類

抜歯する歯として選ばれるのは、主に小臼歯(前から4番目または5番目の歯)です。この歯は、噛み合わせや見た目への影響が比較的少なく、矯正治療後の結果にも良い影響を与えるため選ばれることが多いです。一部のケースでは、小臼歯ではなく親知らずが抜歯対象となる場合もありますが、これは歯列や患者さんの状態によって異なります。

便宜抜歯は決して軽視できない処置ですが、矯正治療を成功させるための重要な一歩と考えることができます。歯科医師は患者さん一人ひとりの状況を詳細に診断し、最適な治療計画を立てて抜歯の有無を判断します。

便宜抜歯はどれくらい痛い?

抜歯に対する”痛み”のイメージから、矯正治療をためらう方もいるかもしれません。しかし、実際には便宜抜歯は、思っているほど強い痛みを伴う処置ではありません。現代の歯科医療では、局所麻酔を使用することで抜歯中の痛みをほとんど感じることなく処置を受けることができます。

麻酔が効いている間は、抜歯中の”引っ張られる感覚”はあるものの、鋭い痛みを感じることはありません。また、抜歯後の痛みについても、痛み止めの処方や適切なケアを行うことで、比較的軽減できます。

患者さんが処置中や処置後に過度な痛みを感じることがないよう、歯科医師が丁寧に対応します。もし抜歯に不安を感じる場合は、事前に歯科医師に相談していただくことで、安心して治療に臨むことができるでしょう。

便宜抜歯後も痛みは続く?

抜歯後の痛みや腫れは、患者さんが特に気にされるポイントです。小臼歯を抜歯した場合、痛みや腫れはそれほど長引くものではありません。通常、抜歯後の数日間は痛み止めを服用すれば、日常生活に支障をきたすことなく過ごせる程度です。

また、腫れについても、親知らずを抜歯する場合に比べて非常に軽度です。歯茎が少し膨らんだり、違和感を覚えたりする程度で済むことがほとんどです。ただし、抜歯後に適切なケアを行わないと感染や炎症を引き起こす可能性があるため、歯科医師の指導に従い、口腔内を清潔に保つことが大切です。

抜歯後のケアとしては、次のようなポイントがあります:
・処置当日は激しい運動やアルコール摂取を避ける
・抜歯部分を触らないようにする
・処方された痛み止めや抗生剤を正しく服用する
これらのケアをしっかりと行えば、抜歯後の痛みや腫れを最小限に抑えることができます。

まとめ

矯正治療における抜歯は、歯並びや噛み合わせを改善するために必要な場合があります。便宜抜歯は、小臼歯を対象とすることが多く、見た目や噛み合わせに大きな影響を与えないよう計画されています。また、現代の歯科医療では、麻酔や適切なケアを活用することで、痛みや腫れを最小限に抑えることが可能です。

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